経歴
立命館アジア太平洋大学(APU)で国際経営学を専攻し、ソーシャルビジネスと企業倫理を中心に学びました。在学中はインドネシアの社会起業家について研究し、持続可能なビジネスモデルがいかに社会課題を解決できるかを探求しました。
大学卒業後は経営戦略研究所に勤務し、日本の中小企業向けの総合コンサルティングと次世代経営者の育成プログラムに携わってきました。この経験を通じて、経営戦略、ファイナンス、組織運営の実務とリーダーシップの育成について知見を得ることができました。
Global Medcare Africaの創設
医師である友人の坂井直哉とともに、Global Medcare Africaを設立しました。坂井のタンザニアでの医療インターンシップ経験と私のビジネス知識を組み合わせ、日本から国際医療支援の新たな道を切り開くことを目指しています。
欧米では医療従事者向けの国際インターンシップやボランティアプログラムを提供する組織が多数存在していますが、日本ではまだ数が限られています。私たちは、日本の医療従事者が国際経験を積む機会を広げると同時に、アフリカの医療体制強化に貢献したいと考えています。
私のビジョン
APUという多文化環境で学んだ経験から、異なる背景を持つ人々が協力することで生まれる可能性の大きさを実感しています。Global Medcare Africaを通じて、以下のビジョンの実現に取り組んでいます:
- 日本の医療人材の国際競争力強化 – グローバルな視点と経験を持つ次世代の医療従事者を育成します
- 持続可能な医療支援モデルの構築 – 単なる慈善活動ではなく、現地と日本双方に価値をもたらす持続可能なシステムを作ります
- 医療格差の解消への貢献 – 医療リソースが限られた地域での医療体制強化を通じて、健康格差の是正に寄与します
信念
「すべての人に質の高い医療へのアクセスを」という理念のもと、国境を越えた医療人材の交流と協力を促進することで、グローバルヘルスの課題解決に貢献したいと考えています。医療は単なるサービスではなく、すべての人の基本的権利です。この信念に基づき、医療を通じた国際協力の新しいモデルを日本から発信していきます。
メッセージ
医療の世界に国境はありません。
日本の医療従事者の皆さん、アフリカの地で自らの技術を活かし、同時に現地の医療から学ぶ経験をしてみませんか?
医学生の皆さん、アフリカの医療現場で得られる経験は、現代医学の常識を超えた貴重な学びの場です。限られたリソースと診断機器の中で、医師としての本質的な「考える力」と「観察力」を磨くことができます。最新の医療機器に頼らず、五感を研ぎ澄まし、限られた情報から最適な診断と治療を導き出す——この経験こそが、どのような環境でも対応できる真の臨床力を養います。
さらに、アフリカには世界各国から国際的なキャリアを志す医療者が集まっています。彼らとの出会いと協働は、日本の医学部の中だけでは決して得られない国際的なネットワークの構築につながります。同じ志を持つ仲間との絆は、将来のグローバルな医療活動の基盤となるでしょう。
私たちのプログラムでは、単なる医療技術の習得だけでなく、異なる医療システム、文化的背景、そして多様な価値観に触れる機会を提供します。この経験を通じて培われる適応力と創造性は、将来どのような医療環境においても活きる、かけがえのない財産となります。
Global Medcare Africaは皆さんの挑戦を全力でサポートします。共に、より健康で公平な世界の実現に向けて歩みましょう。